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果てのない海に呑まれて
第2章 追い討ち
レオンは大人しくなったリリアの胸をシュミーズの上から撫でた
「いや……」
小さく抵抗を見せるが、薄い絹の肌着では身体は簡単に反応してしまう
主張を始めた頂きを摘み、捏ねる
リリアは頭から爪先にかけてジンジンと痺れるような感覚を覚えた
「やめて……」
リリアの目から涙が零れる
「泣くな、リリア」
「あっ……」
レオンはその涙を掬うとシュミーズの隙間から手を入れ濡れた指先で直接愛撫した
「絶望を一時忘れるには最も良い方法だ……恨むならこの船に乗った自分を恨め」
本当に、その通りだった
リリアは今まさに夜中の自分の行動を後悔しているところだった
そしてレオンに与えられる甘い疼きを感じるとそこに身を委ねてしまいたくなる
この苦しみを忘れられるなら−−−
「駄目よ……」
ふとリリアが小さく呟く
自分に言ったその言葉を噛み締め、リリアは男の腕を跳ねのけた
「私は何があっても逃げたりしないわ!」
「……」
予想外の反応にレオンはあっけに取られる
そしてすぐに口の端を歪めて笑った
「ふ…そうか……ならお前のその覚悟がどれ程のものか、見せてもらおう」