この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第13章 懐疑



「何をやっているの!?」



悲鳴に近いその声に二人の動きがぴたりと止まる

ミゲルの頭にはレオンの、レオンの胸にはミゲルの切っ先があと僅かという距離であった



「何を…やっているの……」



二人の本気を何となく感じ取ったのだろう

リリアは血の気の引いた顔で入り口に立ち尽くしていた



「……ただの稽古だ」



レオンは剣を引いてミゲルに渡す

二人とも多少息を切らしてはいるものの、先ほどまでの猛々しさはもうなかった



「大口を叩いた割にこの程度か」

「ハッ、追い詰められて泣きそうな顔していたくせに」



レオンはじろりとミゲルを睨み付ける

二人はしばらく真顔でいてから−−−フッと口を緩めた



「次やる時は叩きのめしてやるからな」



レオンは半分冗談、だが半分は本気の感じでそう言うとリリアの方を向く



「何かあったのか?」

「別にそういうわけでは……ただ、起きたら貴方がいなかったから」

「クッ…そうか、私がいないとそんなに不安か」

「なっ……そういう意味じゃないわよ!」



/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ