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果てのない海に呑まれて
第21章 寄せては返す–––
レオンは強くリリアを引き寄せ抱き上げると、慌てる彼女を小さく笑いながら部屋に入った
「今日はお預けを喰らって辛かっただろう。かなり物欲しそうにしていたからな」
「やっ…今そんな……っ」
「泣くな……もっと啼かせたくなる」
涙に濡れる顔を隠そうとするリリアの腕を除け、震える唇に舌を這わせる
チュルッ
口内に舌が侵入すると、リリアは甘い声を洩らした
「ん……んっ、フ……」
口蓋をなぞり、舌を絡め吸い上げる
リリアはその度に身体を震わせ、レオンの情慾を煽った
「…ッハァ……ハァ…」
ようやく唇を離した二人を細い糸が繋ぐ
暗い中でも、互いがどれ程求め合っているか彼らはよく分かっていた
「リリア……」
「レオン…もう……」
「ああ…分かっている」
言葉少なに語り合うと、衣を脱ぎ捨て直に触れ合う
レオンの熱く猛った陰幹が、リリアのうねる蜜壺を満たした