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果てのない海に呑まれて
第22章 移ろいゆく薔薇の中で



話を切り上げ、二人とも馬に跨る



「リリア、ニノ! 準備は出来たか?」

「ええ!」

「はいっ!」



二人の明るい声を受け一向はファルツの谷へと出発した










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アウスグライヒの東側を流れるレーテ河に沿って北へと進む

半日掛けて行くその場所は普通なら馬車に乗るところだが、馬の方が色々な景色を見せてやれるというレオンの勧めだった



「この川は北の山脈からの雪解け水だ。この時期のレーテ河は一番澄んでいて美しい。しかも飲めば甘くて美味いときた」

「……あまりお行儀のいい話じゃ無いわね」



相変わらず貴族の気が抜けないリリアにもレオンはただ朗らかに笑う



「まぁいつか一度飲んでみろ。そんな馬鹿馬鹿しい考えは一瞬で消え去る」



そんな彼の横顔をリリアはじっと見つめた


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