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果てのない海に呑まれて
第26章 歪んだ憧憬







三つの頃、ミゲルという子供が兄の側付きになった

子供心に嫌悪感を覚えたのは、彼がケチュア人だったからではない



「兄上……」

「いけません、ジェーニオ様」



兄に近付くことさえ赦されなかった、その横で。



「フェリペ様、レオン様」



いとも簡単に彼らの傍らに立つ、余所者のミゲル。



何故

血の繋がった自分ではなく、あの子供なのか。



「兄上!」

「あっ、フローラ!」



何故

自分には妹のように母を振り切る勇気がないのか。






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