この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第27章 愛故に。



「…レオ…あねぇー?」

「なっ……」



ぎゅっと抱きつかれ、大きな瞳に覗き込まれる



「あねぇ、しゅきー」

「……」

「クス…これでレオンもフローラの虜だな」

「別に……っ」



そう言いつつも近くの椅子にすとんと腰をおろしたレオン。

心なしかその耳は赤い



「自分の足で歩くようになってから、フローラは母上の目を盗んでは私のところに来る。

おかげで母上のジェーニオへの目が厳しくなるばっかりだ」

「……」



レオンはフローラにもされるがままに兄の話を黙って聞いている



「たとえ半分だとしても…私たちは兄弟なのにね……」

「あのおん…カタリナ様はそうは思ってません。私たちを目の敵にしている。特に私たちの本当の母上を……」

「うん……どうやっても私たちを母上に会わせないようにしてくる。

だからこそレオン、会える時にもっと母上とお話しして差し上げないと」



フェリペのお説教にレオンはふいとそっぽを向いた



「レオン」

「…何を話したらいいか、分からないんです」

「……」


/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ