この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第29章 ヨイノトキ



思ってもみなかった言葉にミゲルは目を瞬いた



「ヘレーネ! お客!」

「はーい!」



扉の外からお呼びがかかり、ヘレーネもそれに大声で返す



「じゃあね、ミゲル。

あたしを抱く気になったらまたいつでも来なよ」

「あ、おい……」



長い髪を振って出て行くヘレーネ。



「……」



所詮自分など特別には程遠い、か



「…クッ」



ミゲルは自嘲気味に笑うと窓から見える海を眺めながらただひたすらに杯を仰いでいた–––





























******************************






























「リリア」

「ん?」

「今晩は用事がある。お前はこの船で待っていろ」

「……」



何を言ったところで無駄だろう

それでも–––



「私はいつ連れて行ってもらえるの?」

「……」


/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ