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第5章 負けられない闘い

「あっ……！」



指が触れていた箇所に今度は彼の舌が押し付けられる

温かく湿ったそれは指よりも遥かに強い刺激をリリアに与えていた



「…ｯ」



声を出さぬよう手で口を覆う

そんな姿がレオンの中の獣を呼び起こさせた



「そう堪えられると無理にでも啼かせたくなる……」



“無理にでないことを一度でもしたっていうの……！”




「いたっ」



突然胸の頂きを強く摘まれリリアは悲鳴を上げる



「痛みは素直に口に出すのだな」



そう言って摘んだ粒を左右に捻る



「いた…いっ……いやぁっ」



頭を振るリリアの瞳から涙が溢れ出した



“痛い…痛い……”



もう一方も同じようにされ、先ほどまで感じていた痺れは一切ない

鋭い痛みのみを与えられ官能的な刺激などーーー



「え？……あぁあっ！」