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果てのない海に呑まれて
第5章 負けられない闘い
指が離れまた代わりに舌が頂きを包み込む
そのほんの一瞬に、リリアは最も大きな声を上げた
「や……アッ」
無理やり勃たされ赤く腫れた乳首は僅かな触覚を何倍にも膨らませる
レオンの舌が頂きを避け乳輪をなぞるように回り出す
「それ……や、やぁ……」
時々中心を掠めるだけのその動きにリリアは思わずもどかしさを感じていた
身体が勝手に仰け反り胸を突き出す形になる
「……ッあ」
その瞬間、レオンの唇がリリアを離れた
「……今、何を思った?」
「…っ…」
見透かされたように言われ、リリアは悔しそうに唇を噛みながら反った背中をもとに戻す
「欲しければ言ってみろ」
「アッ…」
「すぐに良くしてやる……」
レオンの指が先ほどの舌の動きをなぞるように頂上に触れる
濡れたそこに指先が滑って乳首を弾いた
「んあっ」
それに反応して震える身体
零れ出る声
そしてそれを嘲笑うように見るこの男−−−
「……嫌よ」
その全てに嫌悪感を覚えリリアは顔を背けた
「ハァ……いい加減その反応も見飽きたぞ」
レオンはつまらなそうにため息をつくと彼女の体を後ろから抱え直した