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果てのない海に呑まれて
第5章 負けられない闘い
「イかせ……て」
それを口にした瞬間今まで感じたどれよりも大きい波がリリアを包み込んだ
「イッ…ク……っ!」
リリアの口が僅かに開く
だがそこから何が発せられることもなかった
その代わり彼女の身体は大きく仰け反り指を挿し込まれた膣が固く締まる
頭はレオンの肩に乗り支えられていた
彼は顔を傾け真横にある彼女の首筋を流れる汗を舐めた
「っあ……」
それを合図にリリアの身体から一気に力が抜ける
「ハッ…ハッ……」
熱を持った身体の脈打つ鼓動を聞きながらリリアは徐々に冷静さを取り戻していった
「そ…んな……私……」
「お前の敗けだ、リリア」
ずっとはっきり聞こえるようになった彼の声がそう言って笑う
「おっと、泣いている暇はないぞ」
彼女の目に溢れた涙を見てレオンは直ぐ様そう言った
「ここからは私に付き合ってもらう」
「ああっ!」
腰を持ち上げられたかと思うと、果てたばかりのそこに熱く硬いものが侵入ってくる感覚がした
座った状態で後ろから入れられているために何もせずとも最奥まで届いてしまう