この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第38章 為すべきことを成せ



’お前は下ろしていた方が似合う。その金色が揺れて光を弾いているのがとても綺麗だ’



彼にそう言われるまでは–––



’女は自分に合う格好をするのが一番だ。その髪はとても……良い’



あの無口なミゲルでさえそう言ってくれた





自分は自分らしくあれと、そう教えられた気がする







「ですが今日はどうしても上げて頂かないと……」

「え、何故ですか?」



ブリジッタはそっと目を伏せた



「カレル様がお部屋に……寝所にいらっしゃると」

「……!」

「今朝方、突然そう言われました。大変不機嫌でしたからお気に召さないことがあれば何をされるか……」



それはリリアを想っての言葉だった



愛する夫が親友と共に–––

それがどれほど辛いか、それが分からぬリリアではない



「……わかりました」



自分にできることは何なのか

それを考えながら、リリアはそう答えるのだった–––


/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ