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果てのない海に呑まれて
第42章 真白き馬



冗談なのか本気なのか、だが誰もが口を閉ざし次の言葉を待つ



「この闘い、お前達は勝てる……それも、祖先と同じ状況でな」



何人かが息を呑んだ

それは信じられないと疑うものではなく、希望を見出せた歓び–––



「……」



戻ってきたリーはそれを目の当たりにして一瞬立ち止まった





あの男は自分ほど猛々しくはない

だが自分にはないものを持っている



会うもの全てを虜にする魅力–––



そしてそんな男をも虜にしてしまうのだから、この手に負えるはずもない















「……気をつけて行くんだよ」



荷を馬に結びつけ、リーは最後の挨拶を交わした



「貴方も……」



ラオフェンが動き出す

彼が遠ざかってゆく–––



「リー……!」



リリアはたまらずレオンの体から顔を出し叫んだ



「また会いましょう…! 必ず……!」



リーはただ微笑み、応えるように片手を挙げるだけだった–––



























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