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第43章 温もり

布の中を探った手がリリアの腿を見つけ出し、ゆっくりと辿った

思わず発した声は、彼の指が少しの摩擦もなく滑り込んできたから–––



「相変わらず感じ易いな……」

「そん…な、こと……ｯ!!」

「そろそろ自覚したらどうだ？

お前が愛されているんじゃない……お前が、私がお前を愛するように仕立てているんだ」



久々に味わう互いの温もりは、むしろ熱過ぎるくらいで–––

膨張した蕾は触らずとも、近付く指の気配だけでﾋｸﾋｸと求めている



「こんな風に返されて、それでもやめろと言うのなら……」



少し乱暴に、その大きな突起が摘まれる



「…ｱｧｯ!!」

「お前の方が狡い」



しかしすぐに蜜によって滑り弾かれてしまった



「ﾔ…ｯｱ……待っ…」

「…まだ言うか……」



馬上という不安定な状態が怖い

身体が縮こまり、脚が支えを求めてレオンの腕を挟む