この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第46章 得れば失う、失えば得る



泣かない彼の為に。






それを、この人は–––





「ミゲルが死ぬわけないだろう」





“どうして拭ってしまうのよ……”



目の端に触れる彼の優しい指遣いに安心させられてしまう







レオン



どうしたら、貴方を救えますか–––

























「……戻ったようだな」



外の気配を感じたのか、レオンが扉の方へと目を向けた



「レオン様、連れて参りました」



間もないうちにその言葉通り外側からルチアーノの声が聞こえた



「入れ」



レオンが許可すると、彼とともに現れたのは白い髭の特徴的な老人だった

リリアは直接会ったことはなかったが、彼がロンブローゾ医師であることはすぐに分かる



「……」



医師〈クスシ〉特有のツンとした匂いをまとった彼は、怯えたように目を泳がせながらレオンの側に来て頭を下げた


/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ