この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第46章 得れば失う、失えば得る



「成長されましたな」

「……」



ますます眉間に皺が寄る





自分に無頓着なところは変わらない、か–––







「……では、失礼します」



ロンブローゾ氏が頭を下げると、ルチアーノも去ろうとする彼に続く



「待てルチアーノ、どこへ行く気だ」

「……?

医師が貴方が生きているとファルツに報告しては終わりです。彼を見張るべきかと思ったのですが……」

「いい。必要ない」



お前は此処に残れと命じ、レオンは最後に医師に目を向ける



「お前はそんなことはしない……そうだな?」

「……っ」



もちろんそのような気はハナからなかった

だがその真っ直ぐな眸で見つめられれば、その気があっても打ち消されてしまうだろう



“カタリナ様が警戒した訳が分かるわい”



ジェーニオも、そして兄のフェリペにもなかった魅力

人を惹きつけてやまない魅力




確かに、彼の為なら無条件に死ねるだろう–––




/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ