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果てのない海に呑まれて
第46章 得れば失う、失えば得る



「お前を救うことであいつも救われている」



いや、リリアの時だけじゃない



「俺の時も……」







また過去を振り返るように遠くを見るミゲル



「……っ」



その時、彼の体がグラリと傾いだ



「ミゲル!」

「大袈裟な……少し目眩がしただけだ」



あれだけ瀉血を繰り返したのだから当然だ



「早く横になって!」

「分かったから……耳元で騒ぐな……」



あまりにもうるさくするものだから、ミゲルも素直に体を倒す

渋々–––という顔をしつつも、内心には不思議な感覚が広がっていた



人の気持ちに入り込む喜びが–––















******************************















「邸に入り込む!?」



ルチアーノは大きな声を上げ慌てて語尾を抑えた



「ご自身の立場がお判りですか?」


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