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果てのない海に呑まれて
第47章 思い知れこの愛を



とうとうミゲルが折れ、それでもなお気を張ったままで空を見る



「ああ。幸いこの道は森に囲まれていて隠れやすい。

少し先の陰で休もう」



三人は道を外れ、枯れ草を踏み分けながら少し奥へと入った

これが夏なら生い茂る葉に混じってやり過ごすことも出来るだろうが、残念ながらそこまでは出来そうにない



「……この辺りにするか」



ミゲルは落ち葉が溜まって柔らかくなった地面に毛布を敷き、



「俺は少し周りを見回ってくる」



自分はそう言って行ってしまった



「ああ。……気を付けろよ」



休めと言ったところで無駄か

だがレオンの小さな返答に応えるように、ミゲルは手を挙げていた



「……寒いか?」



その姿が見えなくなってから、レオンがリリアに問い掛ける

リリアは首を振り、ただレオンの胸に顔を埋めた



「悪かったな。怖い思いをさせて」



彼女の髪を梳きながら、レオンは若干の物足りなさに眉を寄せる


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