この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
果てのない海に呑まれて
第48章 果てのない海に呑まれて



おそるおそる顔を上げれば、クリスの厳しい目に見つめ返される



「ああ」



次の瞬間、彼の丸々とした顔がニッと笑った



「あいつが絶対ここに戻ってくるためのな」







******************************







「乗組員が全員行ったら、次はお前だ」



リリアを託した後、すぐにレオンはそう言った



「は……?」



ミゲルは何を言い出すのかと、一瞬敵から視線を外し主人を見る



「……それはおかしいだろう」

「何もおかしくはない。お前が死んだらリリアが哀しむ」

「それはお前の方が……!」

「私は死なない。リリアの為に」



レオンはいよいよ剣を抜き、それに誓うようにはっきりと告げた



「だがお前は死ぬだろう。私の為に」

「……!」

「だから……行けっ!」



ボートが港に戻るのとほぼ同時に、馬から降りた敵が斬り掛かってくる


/810ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ