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ユウガオ
第2章 季節とともに




「シャワー浴びてきな?」
ホテルにつくなり彼は言う




「大丈夫?」
いつもと違う彼に私は心配になって
彼をぎゅっと抱きしめた




「うん」
抱きしめ返ってくることもなく
彼は手にしていたタバコを机に置いた




「…シャワー…行ってくるね」


「まって…もう少し…このままでいて…」


彼の弱々しい声に私は胸を掴まれたような
感覚だった






何があったの?って聞いたら
よかったのかな?
でも私は聞かなかった
言いたくないことだって誰にでもある
話したくないことだって誰にでもあるから




「シャワーでたよ…」



彼は寝息を立ててベッドにうつ伏せていた



「疲れたんだね…」
彼の髪を耳にかけた




「…ゆ…き」
固まってしまった

彼の寝言。所詮寝言。されど寝言。




ぎゅっと、つかまれた心臓が
音を立てて私の中でもがいてた







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