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ユウガオ
第3章 確信と疑惑




「まりなちゃん…あいつに本気なの?」
竹ちゃんは私のビアグラスにビールを注ぎながら
聞いた



私は曖昧に笑い「いただきまーす」と
ビールを一気に飲み干し誤魔化した



「まあ…まりなちゃん、若いから
たくさん遊べばいいと思うよ」
竹ちゃんはタバコに火をつけた



どういう意味だろう?



「…あいつに奥さんも子どももいること
知ってるよな?」


頷く私に彼は



「子どもが小さいことも
嫁は大切じゃなくても、子どもは
誰にとっても大切だからな…
あいつだって例外じゃないだろうな…」


と続けた



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