この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
横浜発 7:54
第4章 岸
矢野さんは私をじっと見つめて、
わざとらしく軽くため息をついた。
「カラダが目当てなんだ」
その一言はショッキングだったらしく
その座敷にいる人が一斉に驚いた。
「矢野さんひどい!」
「矢野さん~。それ本人の前で言いますか?」
「矢野さんひっど~い」
それぞれの言葉に、ニヤッと笑うと
「逆だ」
と静かに言った。
「さくらが、俺のカラダ目当てだ」
「はぁ?」
「俺さ。脱いだらすごいんだよ。な、さくら」
「え・・・あ、うん」
「ほら。さくらは、俺のカラダ目当てなんだよ」
ご丁寧に大きくため息までついた。
「あ、どれだけイイカラダか見る?」
そう言いながら、カチャカチャとバックルを外して
ワイシャツをズボンから引き抜こうとした。
「ちょっと!」
その行為を必死で止めると
「ほら。自分だけの俺のカラダをみんなにご披露するのはイヤらしい」
再びわざとらしくため息をついて
ワイシャツをズボンの中にたくし込んだ。
大笑いの男性陣と苦笑いの女の子たちで
座敷が埋まった。
楽しい席でおいしいものを食べて
「矢野さん、トイレに行ってくるね」
そういって席を立つ。
トイレから出たその場所に
二人の女の子が立っていて
明らかに、私を待っているようだった。
わざとらしく軽くため息をついた。
「カラダが目当てなんだ」
その一言はショッキングだったらしく
その座敷にいる人が一斉に驚いた。
「矢野さんひどい!」
「矢野さん~。それ本人の前で言いますか?」
「矢野さんひっど~い」
それぞれの言葉に、ニヤッと笑うと
「逆だ」
と静かに言った。
「さくらが、俺のカラダ目当てだ」
「はぁ?」
「俺さ。脱いだらすごいんだよ。な、さくら」
「え・・・あ、うん」
「ほら。さくらは、俺のカラダ目当てなんだよ」
ご丁寧に大きくため息までついた。
「あ、どれだけイイカラダか見る?」
そう言いながら、カチャカチャとバックルを外して
ワイシャツをズボンから引き抜こうとした。
「ちょっと!」
その行為を必死で止めると
「ほら。自分だけの俺のカラダをみんなにご披露するのはイヤらしい」
再びわざとらしくため息をついて
ワイシャツをズボンの中にたくし込んだ。
大笑いの男性陣と苦笑いの女の子たちで
座敷が埋まった。
楽しい席でおいしいものを食べて
「矢野さん、トイレに行ってくるね」
そういって席を立つ。
トイレから出たその場所に
二人の女の子が立っていて
明らかに、私を待っているようだった。