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仕置きの館
第4章 願い、そして……
『____さて、
本日の訓練は終了だ。
あまり死人を出すとこの〔とこなおし〕に監査が入ってしまうからな。
就寝部屋に戻る!順番に入浴せよ、
その後直ぐ夕食に向かうっ!』
ピシャリとした佐久真に、
3人は俯き歩く。



三井が優を起こして抱えた。


肩に担ぐ。
荷物を担ぐように軽く。


犬は、さっきまでの興奮が幻かのように落ち着いている。
佐久真がリードを首輪に繋げて引くと歩幅を合わせてスタスタ歩いている。





3人は幽霊のように歩く。

屋上から屋内に入る。

ドアを潜ると白い壁・白い廊下・白い階段。


(自由なのは空だけで、
屋内にも屋外にもわたしたちに自由はない)




なつみはボンヤリ思った__________________……………………














〔西の1〕に到着した。

佐久真は犬を引いたまま。

3人は部屋に入る。


優は、
三井に担がれて目を覚まさない。


『順番に入浴しなさいっ!
三井、田中優の目を覚まさせろ』



『はいっ!
了解しましたっ』

三井は空いている手で敬礼をすると、
畳の上にポーンと優を投げた。


『ぅあっ……………!』
なつみは思わず口に手を当て小さく叫ぶ。


スラリと痩せた優の体が折れそうだったから。


ドン!と床に転がる優。

『う~~~~~~~~~……………
う……………ん……………』

優が声を出した。

頭を押さえながら、
ゆっくり起き上がる。




なつみはほっとした…………………



優は目を開けたが、
何処にいるのか分からないようで『ふぇ?
ふぁ?』と左右を見る。



『就寝部屋に戻ったのだ。
順番にシャワーをしなさい』
三井がうで組みをして、
優を見下ろす。






……………………が。

優は、『ふぁふぁ!
はぁー。ふぁ!』と笑った。



三井はそんな優をジーッと見る。


『ふぁふぁ!
あ~、はぁ。ふぁー』
_____優は、遂に呆けてしまった………………………



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