この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
仕置きの館
第2章 刑罰開始
建物のなかはシーンと静まり返っていた。

緑色のスリッパが並んでいる。
5人は無言のままスリッパに足を通した。



まさに病院のように、
白い廊下に白い壁。

男は『私は責任者の東条【とうじょう】だ。
君たちは少子化を増長する行いをした罰でここに収監された。
そのことを忘れるな』
ときつい口調で話す。



『門は二重にロックしてある。
逃げようと企てるのは無駄だ。
各自分かれて懲役に服してもらう。
合同訓練もある。
食事は朝昼晩だ。これは食堂がある。必ずそこで食べること!遅れた場合は無しだ。
起床7時、就寝10時。
寝室は今日収監された5人ひと部屋だ。

ひと部屋に看守が一人つく。

当たり前だが、
空手・合気道・少林寺有段者の看守だ。
力で敵うと思うな』




____本当に、囚人じゃないの……………




なつみは泣く気力もない。


『何か質問は?!』



『…………あの、漏らしたので着替えたいです……』
黒髪ロングの女性がか細い声を出した。


『3番、佐藤春香【さとうはるか】。
婚姻7年、29歳。
セックスレス期間3年。
___着替えを許可しよう』

男は氏名・年齢を諳んじる。


皆ぎょっとした。



バスに乗っているときもだけど、
皆居る前で「セックスレス」と言われたらそれだけで恥ずかしい…………。

顔色ひとつ変えずに言う男たち。



(わたしたち、
見下されてるよね………………………)



スッと違う男が現れた。

佐藤さんを連れて行く。



なつみは、(着替えるだけで済むのかな…)と不穏になる。
『わたし、トイレに行きたいです』
申し出た。


『4番、鮎川なつみ。20歳。
婚姻3ヶ月。レス期間も同じ………
いったい何の為に結婚したのか』ふっ、
と下卑た笑いを溢す東条。




/217ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ