この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
仕置きの館
第4章 願い、そして……
(____きっと、
雇われたパートさんか何かがいるんだ)
細かな彩りにそう思った。
『皆!
食事の手を止めろ。
___新入り5名だ。
新しい仲間だ、罪を犯した者同士頑張りたまえ』
東条の野太い声に箸を止める。
見ると、
隅の辺りで青い作業着の女性5人が並んでいた。
(あの人たちも……………
理不尽な理由で収監されたんだ)
遠くてよく見えないけれど、
フラフラして心神喪失状態なのが分かった。
(更生プログラムって…………
奴隷になるのが更生なの?)
なつみは食べながら思う。
____皆手早く食べ終わる。
またトレーと食器を重ねてゆく。
机を片す。
なつみはつい手を滑らせた。
『あっ!!』
ドン!床に机が落ち、大きな音が響く。
____まずい…………
サァーッと血の気が引いてゆく。
『鮎川なつみ!
また貴様かっ!』
佐久真が一歩出て怒鳴った。
『ももも申し訳ありませ…………』
なつみは恐怖に萎縮する。
『こい!!特別プログラムを増やすっ!』
佐久真はなつみの腕を掴み、
無理やり引っ張ってゆく。
『痛っ……………』
細い体はヒラヒラ浮くかのように、
屈強な男に引っ張られた。
『上がれ!
____お前はまだ分からないようだな』
佐久真は階段を早く上がれと急かす。
雇われたパートさんか何かがいるんだ)
細かな彩りにそう思った。
『皆!
食事の手を止めろ。
___新入り5名だ。
新しい仲間だ、罪を犯した者同士頑張りたまえ』
東条の野太い声に箸を止める。
見ると、
隅の辺りで青い作業着の女性5人が並んでいた。
(あの人たちも……………
理不尽な理由で収監されたんだ)
遠くてよく見えないけれど、
フラフラして心神喪失状態なのが分かった。
(更生プログラムって…………
奴隷になるのが更生なの?)
なつみは食べながら思う。
____皆手早く食べ終わる。
またトレーと食器を重ねてゆく。
机を片す。
なつみはつい手を滑らせた。
『あっ!!』
ドン!床に机が落ち、大きな音が響く。
____まずい…………
サァーッと血の気が引いてゆく。
『鮎川なつみ!
また貴様かっ!』
佐久真が一歩出て怒鳴った。
『ももも申し訳ありませ…………』
なつみは恐怖に萎縮する。
『こい!!特別プログラムを増やすっ!』
佐久真はなつみの腕を掴み、
無理やり引っ張ってゆく。
『痛っ……………』
細い体はヒラヒラ浮くかのように、
屈強な男に引っ張られた。
『上がれ!
____お前はまだ分からないようだな』
佐久真は階段を早く上がれと急かす。