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仕置きの館
第4章 願い、そして……
ドアが開いた。
『着なさい』
佐久真が下着・作業着を床に投げる。
なつみは拾い、
ショーツを履きブラをつけた。
青い作業着を被る。
『出るぞ』
佐久真の口調は有無を言わさず。
なつみは大人しく後につく。
食堂に戻るようだ。
らせん階段を下りてゆく。
______食堂に入ると、
半裸になった女性たちが2人一組で絡み合っていた。
『お前はここで待て』
入り口の横で立つよう命令された。
この間と同じように絡み合う女たち。
しかし、
皆この間のようにハマッてはないみたいだ。
「ひっく、ひっ……………」
「ああ……………ううっ…………」
「いや………ああん………」
見ると、
泣いている人が多い。
_____春香さんが目の前で亡くなったからかな……………………
誰だって、
目の前で人が亡くなるとショックだ。
同じ立場の春香さん。
しかも、
「専用機で骨を顆粒に粉砕する」という……………
あり得ない〔処理〕。
泣くのは当然だ。
怖い……………………
なつみも怖かった。
だけど。
だけど、
どうせ逃げ道がないなら…………やれるだけやりたい。
このまま疲れ切って、
しんじゃって……………
そんな〔処理〕をされるくらいならば、
足掻きたい。
絶望の奥底にあった怒り。
その怒りだけがなつみを支えていた…………………………………………………………………
『着なさい』
佐久真が下着・作業着を床に投げる。
なつみは拾い、
ショーツを履きブラをつけた。
青い作業着を被る。
『出るぞ』
佐久真の口調は有無を言わさず。
なつみは大人しく後につく。
食堂に戻るようだ。
らせん階段を下りてゆく。
______食堂に入ると、
半裸になった女性たちが2人一組で絡み合っていた。
『お前はここで待て』
入り口の横で立つよう命令された。
この間と同じように絡み合う女たち。
しかし、
皆この間のようにハマッてはないみたいだ。
「ひっく、ひっ……………」
「ああ……………ううっ…………」
「いや………ああん………」
見ると、
泣いている人が多い。
_____春香さんが目の前で亡くなったからかな……………………
誰だって、
目の前で人が亡くなるとショックだ。
同じ立場の春香さん。
しかも、
「専用機で骨を顆粒に粉砕する」という……………
あり得ない〔処理〕。
泣くのは当然だ。
怖い……………………
なつみも怖かった。
だけど。
だけど、
どうせ逃げ道がないなら…………やれるだけやりたい。
このまま疲れ切って、
しんじゃって……………
そんな〔処理〕をされるくらいならば、
足掻きたい。
絶望の奥底にあった怒り。
その怒りだけがなつみを支えていた…………………………………………………………………