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仕置きの館
第2章 刑罰開始
『こんな下準備をしているのにレスとはな』
男が恥毛をじっと見つめた。



なつみは顔から火が出そうだ。

仕方なく、
便座に座る。



『え?』
男はドアを閉めない。


『……………まさか………このまま?!』




男が頷いた。


『え、そんな!
出来ないよ!』
ユウくんの前でだってこんな事はしたことがない。

『閉めて!お願い!』


男は首を横に振る。
『なら、漏らすか?』
そう言うと腰辺りから何かを抜き取る。


『ひぃっ…………』

___拳銃だ。



地面にパン!と打ったあの音がフラッシュバックした。



『………………なら、せめて顔を背けてよ』


『ダメだ。
更正にならない』


男は頑として許してくれない。


なつみは、目を瞑った。
膀胱は破裂しそうだから、
仕方ない…………………………




チョロチョロ…………

情けない水音。



頬がカーッと熱くなる。


(見られてる……………)

チョロチョロ……ジョ~………
我慢してたぶん、
尿は勢いよく出た。



波が滲む。



出し切った。
目を開く。


やっぱり、男はじっと見ている。

『や、やだ…………!
流さなきゃっ。ウォシュレット……』


『そんなものは無い』
淡々とした男のセリフ。


『えっ?!だって、手錠あるし………拭けない』
なつみは男を凝視する。


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