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仕置きの館
第4章 願い、そして……
『____佐久真教官………!!
いったいどうして…………』



『打ったそうだ。
この鮎川なつみは咥えていて知らないようだ』

二人はヒソヒソ話す。


そして、
二人ががりで佐久真を担ぎ部屋を出て行ってしまった。





_______________

なつみは手が震えた。



分かっちゃった。


あの人、
半分は薬で創られてるんだ……………………!!


だって、
本当に人間らしい人間なら。
直立不動で眠れる?
食事だって、わたしたちは一日3回摂ってるのに、
看守は常に見張り役だし……………
たまにしか食べてない。

それに、
わたしはあまり経験がないし、詳しくないけど。



いつもあんなに根を立たせて白いモノを出せる?




『………………ひああああっ……………!!』
気付いて、
武者震いがした。


悪寒のような、
快感のようなゾクッとした電流が全身を駆け抜けてゆく。



『あわわ………………
じ、じゃあ…………………』

他の看守もそうなの?



ごくりと唾を飲み込んだ。

(……………探ってみよう!
合同訓練でチャンスはあるかもしれない)








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