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仕置きの館
第5章 一縷の望み
______誓いを立てた。





そのまま、朝まで一睡もせずにいた。




『うー…………んっ……………』
咲子が目を覚ます。


あゆみもモゾモゾと布団から体を起こした。


なつみは2人が起床したのを見て、
自分も〔今起きた〕とばかりに腕を伸ばした。



3人ともに布団をたたみ、
交代でトイレを使う。



『起床したな?
よし!
本日も訓練に励むようにっ』
柳瀬がキビキビと言い、
朝食に向かう。




なつみは最後尾を歩きながら、
柳瀬の短髪を睨んだ。




____ポイントって言ってた。
だから、あの首の後ろは何らかのダメージポイントなんだ。



はっきりした。



まさか昨夜の雑談をなつみが盗み聴きしているとは知らないだろう。



朝食の席に着くとパン・コーンスープを頬張る。




怒りや憤りが湧いてから、
ちゃんと味がするようになった。


亡くなった春香。
壊れた優。
ニゲテ、シヌヨ……
警告してくれたあの子。
血走って見開いた目。
ガラス玉のように…生気がない瞳。



スプーンを口に運びながら、
脳裏に浮かぶ〔居なくなった女性たち〕に強く思う。


ぜったい、
ぜったいにあなたたちの分まで取り返してやるからっ!!




奮い立つと、なつみはコーンスープをバクバク掬って食べてゆく。

















『皆、おはよう!
今日も贖罪という自覚をしっかりと持ち更生に励みたまえ。
各自個人訓練を始めなさい』
____机を片すと、
東条が現れて野太い声を出す。



看守たちが一斉に敬礼した。


『仁保・里中・鮎川。
仁保と鮎川は私が指導しよう。
里中は__三井に従いなさい』
柳瀬が3人を順に見ながら告げてきた。


あゆみが三井に一歩進み寄る。




『よし、
2人はついてきなさい』
柳瀬の話し方は柔らかい。




咲子の後ろを歩くなつみ。




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