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仕置きの館
第5章 一縷の望み
『さて、
今日の個人訓練は〔特別〕だ。
2人とも喜びが多大だろうな(笑)
さあ、入りなさい』
含み笑いをし、
扉に左手首を翳す柳瀬。
咲子となつみは訝りながらも部屋に入る。
咲子は向かって左側に。
なつみは向かって右側に…………
柳瀬は扉から立ち入らず、
その場に立ったままだ。
扉が閉まると見えなくなった。
カチャンと施錠音がした。
『ぎゃあああああああーーーーー、
いやあーーーー』
『ひぃぃぃーーーーぎゃああああーーーーいやあああああ!!!』
2部屋から同時に絶叫がした。
なつみは信じられないモノを目にし、
錯乱した。
3畳ほどの狭い空間。
白い床、白い壁。
隅っこに、とぐろを巻いた蛇が座っていた。
『いやあああああ!ぎゃー!!
出してぇ!!開けてぇっ!!』
扉をダンダン!と叩く。
気持ち悪い!!
鱗に模様がある。
「どうだ?
それが特別訓練のお相手だ」
アナウンスのように、
天井から柳瀬の声がした。
『いやあああああ!やだあ!気持ち悪いっ、
お願い、出してー!!開けてぇー』
「安心しなさい。
その蛇には毒もなければ悪意すらない。
あるのはこの間の犬と同じ。
〔性欲〕だ」
なつみは膝がガクガク震える。
爬虫類は大っっっ嫌いだ。
好きな人なんてマニアくらいだろうけど。
白地に、
灰色の筋模様がある。
『で、でも無理!!お願い、やめてーーー!
ここから出してぇー!
ひいっ、こ、こっちに来ないでっ!!』
蛇がにじりにじりと寄ってきた。
『いやーーーーー!!!
目が合ったぁぁぁ!!
来ないでーーー』
涙が溢れ、錯乱を極める。
蛇は赤い舌をチロリと出した。
『いっ………………いやあああああ……………』
ガクガクぶるぶる震える体。
「作業着はそのままで良しとしよう。
さあ、その蛇と接吻しなさい」
アナウンスの声は愉しんでいるみたいに弾んでる。
今日の個人訓練は〔特別〕だ。
2人とも喜びが多大だろうな(笑)
さあ、入りなさい』
含み笑いをし、
扉に左手首を翳す柳瀬。
咲子となつみは訝りながらも部屋に入る。
咲子は向かって左側に。
なつみは向かって右側に…………
柳瀬は扉から立ち入らず、
その場に立ったままだ。
扉が閉まると見えなくなった。
カチャンと施錠音がした。
『ぎゃあああああああーーーーー、
いやあーーーー』
『ひぃぃぃーーーーぎゃああああーーーーいやあああああ!!!』
2部屋から同時に絶叫がした。
なつみは信じられないモノを目にし、
錯乱した。
3畳ほどの狭い空間。
白い床、白い壁。
隅っこに、とぐろを巻いた蛇が座っていた。
『いやあああああ!ぎゃー!!
出してぇ!!開けてぇっ!!』
扉をダンダン!と叩く。
気持ち悪い!!
鱗に模様がある。
「どうだ?
それが特別訓練のお相手だ」
アナウンスのように、
天井から柳瀬の声がした。
『いやあああああ!やだあ!気持ち悪いっ、
お願い、出してー!!開けてぇー』
「安心しなさい。
その蛇には毒もなければ悪意すらない。
あるのはこの間の犬と同じ。
〔性欲〕だ」
なつみは膝がガクガク震える。
爬虫類は大っっっ嫌いだ。
好きな人なんてマニアくらいだろうけど。
白地に、
灰色の筋模様がある。
『で、でも無理!!お願い、やめてーーー!
ここから出してぇー!
ひいっ、こ、こっちに来ないでっ!!』
蛇がにじりにじりと寄ってきた。
『いやーーーーー!!!
目が合ったぁぁぁ!!
来ないでーーー』
涙が溢れ、錯乱を極める。
蛇は赤い舌をチロリと出した。
『いっ………………いやあああああ……………』
ガクガクぶるぶる震える体。
「作業着はそのままで良しとしよう。
さあ、その蛇と接吻しなさい」
アナウンスの声は愉しんでいるみたいに弾んでる。