この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
仕置きの館
第5章 一縷の望み
『せせせせせっぷん?!
キスってこと???
いいいいや、もう…………ダメ!!』

なつみは腰が抜けた。
ヘナヘナとへたり込む。


蛇は20センチほど。

胴体は親指の太さくらいだ。




「小さな蛇だぞ?
〔彼〕も君とsexがしたいんだ。
さぁ、せめて唇くらい重ねてみなさい。
出来たら蛇を部屋から出してあげましょうか」



蛇は、ゆっくりなつみに寄ってきて足元にピタリと貼りつく。




『いやあっ、
来ないでーーー!!
あっち行って、シッシッ!!!お願いだから離れてぇ』


ゾゾゾ~~~っと体を貫く悪寒。


ふくらはぎをモソモソと登ってくる。



『ひいいい!?
いやぁ、ひゃああーーー、ぎゃあああああああ~~~』

なつみは体が固まってしまい、
逃げようにも動けないし逃げ場がない。





クラッと目眩がする。



蛇はスルスルと作業着の上を滑らかに登り、
ついに肩まで来た…………………………………………



なつみは顔を背け、
ギュッと目を瞑る。



(失神したい!今失神したいよー…………)


直視できない。



「顔を背けていては接吻できないでしょう?
さぁ、首を捩りなさい。
〔彼〕も同じ生き物なのだから」

カメラがあるらしく、
柳瀬のアナウンスはなつみを見張っているように喋る。


「接吻できたらクリアとしてあげますから」



柳瀬の声は、
もうどうでもいい…………………

なつみは恐怖と嫌悪に震える体をそのままにするしかない。



チロッ。


冷たいモノが頬に触れた。


蛇が舌を当てたのだ……………………………………




「さあ、
今なら一瞬だけ首を捩り唇をつきだすだけでクリアできますよ?
しなければ今日は一日そのままだ」




うそ…………………





しかしなつみは柳瀬が悪魔だということを、
嫌というほど分かっている。




/217ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ