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仕置きの館
第5章 一縷の望み
『せせせせせっぷん?!
キスってこと???
いいいいや、もう…………ダメ!!』
なつみは腰が抜けた。
ヘナヘナとへたり込む。
蛇は20センチほど。
胴体は親指の太さくらいだ。
「小さな蛇だぞ?
〔彼〕も君とsexがしたいんだ。
さぁ、せめて唇くらい重ねてみなさい。
出来たら蛇を部屋から出してあげましょうか」
蛇は、ゆっくりなつみに寄ってきて足元にピタリと貼りつく。
『いやあっ、
来ないでーーー!!
あっち行って、シッシッ!!!お願いだから離れてぇ』
ゾゾゾ~~~っと体を貫く悪寒。
ふくらはぎをモソモソと登ってくる。
『ひいいい!?
いやぁ、ひゃああーーー、ぎゃあああああああ~~~』
なつみは体が固まってしまい、
逃げようにも動けないし逃げ場がない。
クラッと目眩がする。
蛇はスルスルと作業着の上を滑らかに登り、
ついに肩まで来た…………………………………………
なつみは顔を背け、
ギュッと目を瞑る。
(失神したい!今失神したいよー…………)
直視できない。
「顔を背けていては接吻できないでしょう?
さぁ、首を捩りなさい。
〔彼〕も同じ生き物なのだから」
カメラがあるらしく、
柳瀬のアナウンスはなつみを見張っているように喋る。
「接吻できたらクリアとしてあげますから」
柳瀬の声は、
もうどうでもいい…………………
なつみは恐怖と嫌悪に震える体をそのままにするしかない。
チロッ。
冷たいモノが頬に触れた。
蛇が舌を当てたのだ……………………………………
「さあ、
今なら一瞬だけ首を捩り唇をつきだすだけでクリアできますよ?
しなければ今日は一日そのままだ」
うそ…………………
しかしなつみは柳瀬が悪魔だということを、
嫌というほど分かっている。
キスってこと???
いいいいや、もう…………ダメ!!』
なつみは腰が抜けた。
ヘナヘナとへたり込む。
蛇は20センチほど。
胴体は親指の太さくらいだ。
「小さな蛇だぞ?
〔彼〕も君とsexがしたいんだ。
さぁ、せめて唇くらい重ねてみなさい。
出来たら蛇を部屋から出してあげましょうか」
蛇は、ゆっくりなつみに寄ってきて足元にピタリと貼りつく。
『いやあっ、
来ないでーーー!!
あっち行って、シッシッ!!!お願いだから離れてぇ』
ゾゾゾ~~~っと体を貫く悪寒。
ふくらはぎをモソモソと登ってくる。
『ひいいい!?
いやぁ、ひゃああーーー、ぎゃあああああああ~~~』
なつみは体が固まってしまい、
逃げようにも動けないし逃げ場がない。
クラッと目眩がする。
蛇はスルスルと作業着の上を滑らかに登り、
ついに肩まで来た…………………………………………
なつみは顔を背け、
ギュッと目を瞑る。
(失神したい!今失神したいよー…………)
直視できない。
「顔を背けていては接吻できないでしょう?
さぁ、首を捩りなさい。
〔彼〕も同じ生き物なのだから」
カメラがあるらしく、
柳瀬のアナウンスはなつみを見張っているように喋る。
「接吻できたらクリアとしてあげますから」
柳瀬の声は、
もうどうでもいい…………………
なつみは恐怖と嫌悪に震える体をそのままにするしかない。
チロッ。
冷たいモノが頬に触れた。
蛇が舌を当てたのだ……………………………………
「さあ、
今なら一瞬だけ首を捩り唇をつきだすだけでクリアできますよ?
しなければ今日は一日そのままだ」
うそ…………………
しかしなつみは柳瀬が悪魔だということを、
嫌というほど分かっている。