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仕置きの館
第6章 逆襲・そして………
なつみは首だけ振り返ったまま、

ジェスチャーで(見てて)とあゆみに告げた。


咲子に書く文字を、
2人して見ようと考えた。




看守は___三井もだ__、
1列に並んで移動するときあまり後ろを見ない。


隙がある気がした。




なつみは、
並んで移動するときこそチャンスだと思った。



咲子の背中に指先で書いてゆく。




あゆみも要領を得たみたいで、
列から少し左にずれて見える位置で歩く。




〔ど・う・や・っ・て・お・す・?〕


〔ぜ・ん・い・ん・は・む・り〕


咲子が前を見たまま頷く。




_____食堂に入る。


朝食はパン・ポタージュ・サラダだ。



なつみは辺りをチラ見し、
看守たちがこちらを意識していないのを確認した。



一度でも見つかったら大事(おおごと)だ。



ポタージュに人差し指を突っ込み、
机に書いてゆく。




咲子が〔指導中しかないね〕と、
同じようにポタージュで書いた。


あゆみが隣で頷いた。




〔でも、どうやって逃げる?〕

〔道が分からない〕


なつみはポタージュで不安要素を書いた。


咲子もあゆみも、
首を項垂れてしまう。



建物内部のルートが分からないから、
万一スイッチを押せても逃げ方が分からない。


スイッチを押されてない看守にバレたら一巻の終わりだ。


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