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仕置きの館
第2章 刑罰開始
『___さぁ、時間が勿体ない。
始めるとするか』
佐久真はなつみに告げると、
白装束を脱いでいく。
なつみは瞬間的に入り口の引き戸を___手錠が嵌まった手首を伸ばし___
引いた。
ガタガタッ………………
開かない………………!
『おっと。
言い忘れていたな。
2日後の指定時間まで完全にロックしてある。
食事はここから入る、心配ない』
上半身裸になった佐久真。
ベッドの頭の部分の上側の壁に、
郵便受けのような箱がある。
白い壁にある白い箱を指さした。
『罪人でこんなに優遇を受けることなどまずない。
君たちは家庭怠慢罪という重罪を犯したクセに、
恵まれた刑罰だ。
…………だが、罪は罪。
出られるなどと思うな!!!』
声を荒げると、
佐久真はいきなりなつみを突き飛ばした。
『きゃああああーー!!
いやああああっ』
なつみは、初めて絶叫した。
ベッドに体が倒れ込む。
右腕が下になり押し潰されそうになる。
が、
痛みより恐怖と訳の分からなさがピークに達した。
朝からの混乱で抑えこんでいた〔叫び〕が、
一気に噴出した。
『いやあああ!!
きゃあああーーーっ』
なつみは狂ったように叫ぶ。
涙がひとつぶ零れた。
始めるとするか』
佐久真はなつみに告げると、
白装束を脱いでいく。
なつみは瞬間的に入り口の引き戸を___手錠が嵌まった手首を伸ばし___
引いた。
ガタガタッ………………
開かない………………!
『おっと。
言い忘れていたな。
2日後の指定時間まで完全にロックしてある。
食事はここから入る、心配ない』
上半身裸になった佐久真。
ベッドの頭の部分の上側の壁に、
郵便受けのような箱がある。
白い壁にある白い箱を指さした。
『罪人でこんなに優遇を受けることなどまずない。
君たちは家庭怠慢罪という重罪を犯したクセに、
恵まれた刑罰だ。
…………だが、罪は罪。
出られるなどと思うな!!!』
声を荒げると、
佐久真はいきなりなつみを突き飛ばした。
『きゃああああーー!!
いやああああっ』
なつみは、初めて絶叫した。
ベッドに体が倒れ込む。
右腕が下になり押し潰されそうになる。
が、
痛みより恐怖と訳の分からなさがピークに達した。
朝からの混乱で抑えこんでいた〔叫び〕が、
一気に噴出した。
『いやあああ!!
きゃあああーーーっ』
なつみは狂ったように叫ぶ。
涙がひとつぶ零れた。