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仕置きの館
第6章 逆襲・そして………
『〔次の役職〕に就くのはあなたじゃないんですよ。
佐久真教官。
この私ですから、ご安心して亡くなってください。
あなたは流れ玉に〔偶然〕当たって〔殉職〕するんですよ』

柳瀬がニヤついた。



悪魔みたいに。




佐久真の目が開き、
化け物でも見たかのようにハッキリと絶望の色に染まる。



大切に大切に飼っていた犬に咬まれたような。
大事な大事な伴侶に裏切られたような。



ビックリして、
哀しい。



そんな目だ。



『き……………さ……ま…………』

佐久真の瞳から、
ツーッと粒が落ちる。



なつみは信じられない思いでその様を見た。



ガクリと首が落ち、
佐久真は動かなくなった。








柳瀬……………………………………

何てこと!!



柳瀬はスタスタ歩いて入ってくると、
なつみ・咲子をジッと見た。




『お前ら、結構やるな?
残念だなぁ……生きていれば、〔男を調教〕する看守になれたかもしれないね』
クスクスと低く嗤う。



____ころされる。




なつみは頭が真っ白になった。


咲子が、
バタリと倒れた。


『___咲子さんっ!!しっかりして!』

なつみは咲子の肩を揺すった。

失神したのだ。
_____とてつもない恐怖に襲われて……



しゃがんだまま、
なつみは柳瀬を見上げた。



『一瞬でラクにしてやるよ。
君は感度が良かったからね』
なつみに向く、
銃口。









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