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仕置きの館
第6章 逆襲・そして………
優は頭に手を当て、
『えへへ…………おかしくなったフリをしていたの。
そうすればとりあえず外に出られると思ったから』
と素の表情で笑う。




『……………あなたは?』
なつみは伊藤結衣に訊ねた。



『地下牢に入れられたのは事実。
で、数日後に通常訓練に戻されたの。
脱出したのは___、
各部屋にバスルームあるよね?
換気孔をずらしたら、天井裏に入れたのよ。

無我夢中で張って進んだら、
外に出られた』






_____そうか。
戻されても、2000人もいたら気づく訳がない。
なつみは自分の訓練に精一杯だった。



『外からどうやって入ってきたの??!
今、扉……………開いたわよね』
咲子が逸(はや)る。





『これ、
盗んだのよ』
優が腕時計型の携帯電話を掲げた。
『施設は病院みたいな場所だったわ。
1人ずつ隔離されて、ベッド・トイレだけが部屋にあるの。
隔離してるから油断したんでしょうね。
看守が見張りながら眠ってたのよ。

その隙に、柵から手を伸ばして取ったわ。
本当にラッキーだった…………』



『そうなのね。

あっ…………き、救急車を呼ばなくちゃ!!』
なつみは倒れて呻き声を上げる他の女性たちに気付き、
慌てた。




優が腕時計型携帯電話を使い、
119番をした。
『直ぐ来るわ。

でも……………脱出出来てよかったわね!!』優が笑う。
はーっと息を吐きながら。





『ホント…………………、
収監されてから地獄だった』
結衣が俯いた。


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