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仕置きの館
第6章 逆襲・そして………
『ねぇ、この犬たちは何故わたしたちを噛み千切らないの?』
なつみは首を傾げた。
『___〔人間に近いオス〕だからじゃないかな…………………確信はないけど…………』
優が腕を組む。
どういうこと??
なつみはキョトンとした。
『性欲の塊だったでしょ?
犬たち。
満たされたら、敵視するのは同性だと考えたんじゃないかな……………』
『ああ……………、
〔優しい男性〕の部分が残って、表面化したのかな………………?』
なつみは犬に歩み寄り、
頭を撫でてやった。
『クゥーン……』
嬉しげに鼻を鳴らす。
その鳴き声に、
チカラが抜けてゆく。
安堵が広がってゆく。
なつみの目に涙が溢れた。
『うっ……………ううっ………………』
咲子も泣き出した。
_____救急車のサイレンが響き、
救急隊員がバタバタと駆け込んできた。
『なんだ、これはっ………………??!!
き、君!
何があったんだ?人が撃たれて絶命しているなんて………………そもそも銃刀法違反じゃないか…………』
次々に駆け込んできた救急隊員たち。
ぼう然としている。
なつみは、
気づく。
(一般的には、
〔とこなをし〕のやり方は広まってないんだ!!)
救急隊員は男性ばかりだった。
皆一様に狼狽え、
驚いている。
なつみは首を傾げた。
『___〔人間に近いオス〕だからじゃないかな…………………確信はないけど…………』
優が腕を組む。
どういうこと??
なつみはキョトンとした。
『性欲の塊だったでしょ?
犬たち。
満たされたら、敵視するのは同性だと考えたんじゃないかな……………』
『ああ……………、
〔優しい男性〕の部分が残って、表面化したのかな………………?』
なつみは犬に歩み寄り、
頭を撫でてやった。
『クゥーン……』
嬉しげに鼻を鳴らす。
その鳴き声に、
チカラが抜けてゆく。
安堵が広がってゆく。
なつみの目に涙が溢れた。
『うっ……………ううっ………………』
咲子も泣き出した。
_____救急車のサイレンが響き、
救急隊員がバタバタと駆け込んできた。
『なんだ、これはっ………………??!!
き、君!
何があったんだ?人が撃たれて絶命しているなんて………………そもそも銃刀法違反じゃないか…………』
次々に駆け込んできた救急隊員たち。
ぼう然としている。
なつみは、
気づく。
(一般的には、
〔とこなをし〕のやり方は広まってないんだ!!)
救急隊員は男性ばかりだった。
皆一様に狼狽え、
驚いている。