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仕置きの館
第6章 逆襲・そして………
救急隊員たちは驚きながらも撃たれて悶え苦しむ女性たちを担架に乗せ運び出す。


次々、
次々と……………………




『警察に連絡します!!
異状じゃないか……………………!!』

1人の救急隊員が、
独り言のように声を挙げた。









しばらくして、
サイレンの音が鳴り響き〔とこなをし〕は騒然となった………………………………………………………………………………………………………………………………


























『なるほどね。
家庭怠慢罪は確かに施行したが、
〔とこなをし〕の内情までは我々も把握していなかった。
暴力がまかり通っていたとはね…………』


警察署である。


なつみは、
救急隊員たちが怪我人を運び出したあと介入してきた警察官に保護された。




外の空気が、
なつみの口・鼻・毛穴という毛穴から入ってくる。



外は、
既に木の葉が散っていた。




一つの季節が過ぎていたのだ。



婦警が用意した服に着替え、
なつみたち____無事である女性だ___
は警察署にて話をすることになった。



『大変辛い思いをしたね。
〔国〕が定めた法は確かに重要なのだが…………、
看守に権限は無いという前提だったんだよ。
少子化対策では収監したあと個別に問題が無いか調べ、
当人たちに問題があればサポートしますよというシステムだったんだ』

警察署にて、
署長らしき年配の男がなつみたちに頭を下げた。




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