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仕置きの館
第2章 刑罰開始
佐久真は、
ヒダを指先で引っ張り目視しながら芽を舐める。

『色は淡いな。
まだ、そんなにセックスを繰り返していないか。
妻ならばここを黒ずませるくらい奉仕せねばならないのに』



____なつみは、
心ない佐久真の〔否定〕に『違う!!』と大声を出した。


『違うよっ!!
わたしはお嫁さんになるのが夢だったの!!
だからっ、
中学や高校の時の彼氏とだって何度かしかセックスしなかった!!
自分の体を、ダンナさまに大切に取っておいたのになんでそんな事を言われなきゃなんないのぉっ』



なつみはやっと出た声で、
思いをぶつけた。

『それに!
わたしはユウくんとセックスしてるよ!!
一昨日だって出張前にしたばっかり!!
ちゃんと調べてよぉっ!』

首を持ち上げ叫ぶ。



『……………なんなのっ…………
いきなり、そんな刑罰なんて……………!
わたしはちゃんと計画的に授かるために、
ユウくんと話し合ってるよっ……………』

叫び終え、
はーはーと息を整えながらなつみは主張した。






やっと言えた!!


だから解放して!


なつみはそう思った。




が、
佐久真から出たのは____
『物的証拠がない。
家庭ゴミに無かったのだから、
事実がどうであれ君は怠慢した。
それに日本国民として新しい刑罰を知らないというのは単なる無知だ』



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