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仕置きの館
第2章 刑罰開始
両手首は動かない。

手錠は冷たくなつみを封じていた。


脚も、腰も、肩も乳房も……、
佐久真という男の前では無力だ。



『あっ、あう、あん』
なつみの口から喘ぎが零れた。

いや、喘ぎなのか絶望の声なのか最早分からない。




ただ、なつみも機械のように佐久真の動きに反応した。




蜜壺に這入った佐久真の根は大きく太い。
異様に異物感がある。


痛みが続く。


ギシギシギシギシ………………


『ああう、あう、ああ………』
なつみは口をパクパクさせた。

鯉が捌かれるとき、
こうなるのだなと頭の奥で思いながら。



















『_____ふうっ。
中に不具合はないようだ。
締め付けは良い』


しばらく腰を振ったあと、
佐久真は根を抜いた。

ずるりと大きな根が、
なつみの蜜壺から抜ける感触。



『ああ…………………………………』
虚ろな声。


佐久真は白い箱に手を伸ばした。
カタンと音がして、
ミネラルウォーターのボトルを取り出す。


『飲みなさい』
仰向けのままのなつみに差し出されたミネラルウォーター。



佐久真は荒くたい手つきでなつみの体を起こし、
ベッドの淵に座らせた。


ぼーっとするなつみ。

『飲みなさい!』佐久真は2度同じセリフを吐く。

なつみは視界に映るミネラルウォーターを手にした。



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