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仕置きの館
第3章 共同訓練
___『ここが食堂だ。
現在、2000人弱の女たちが食事中だ。
くれぐれも私語を慎むように』
らせん階段を下りると、
白い扉があった。
体育館の入り口のように、分厚く左右に開閉する。
ウィィン………とゆっくり開く。
咲子となつみは、
室内を見て口を半開きにした。
青い作業着の女性が並んで座っている。
皆、手元の食器にある食べ物を黙々と口に運んでいる。簡易机を縦に繋げたテーブル上にトレーがあった。
室内は広かった。
それこそ、学校の体育館くらいある広さだ。
___シーンと静まり返っていた。
カチャカチャと食器の音だけがする。
『新収監者2名だ!
同じ罪を犯した者同士、励み合い更生に務めるように』
佐久真が声を荒げる。
女性たちは、
チラリともこちらを見ない。機械のように、ひたすら口に食べ物を運んでいた。
茫然としていると………
佐久真が『歩け!
この席だ』と隅っこの空席を指差す。
咲子となつみは椅子に腰を落とした。
現在、2000人弱の女たちが食事中だ。
くれぐれも私語を慎むように』
らせん階段を下りると、
白い扉があった。
体育館の入り口のように、分厚く左右に開閉する。
ウィィン………とゆっくり開く。
咲子となつみは、
室内を見て口を半開きにした。
青い作業着の女性が並んで座っている。
皆、手元の食器にある食べ物を黙々と口に運んでいる。簡易机を縦に繋げたテーブル上にトレーがあった。
室内は広かった。
それこそ、学校の体育館くらいある広さだ。
___シーンと静まり返っていた。
カチャカチャと食器の音だけがする。
『新収監者2名だ!
同じ罪を犯した者同士、励み合い更生に務めるように』
佐久真が声を荒げる。
女性たちは、
チラリともこちらを見ない。機械のように、ひたすら口に食べ物を運んでいた。
茫然としていると………
佐久真が『歩け!
この席だ』と隅っこの空席を指差す。
咲子となつみは椅子に腰を落とした。