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仕置きの館
第3章 共同訓練
佐久真はなつみの個室に入ると『そう心配するな。
後で三井と交代してやる』
と冷ややかに笑う。



なつみは見透かされたようでカァッと赤くなった。




個室同士は天井が吹き抜けだ。


隣とは壁一枚のみの隔て。




朝のように完全な隔離室じゃない。



佐久真は個室の入り口を閉めた。

レバーを下ろすとカチャッと簡単に閉まる。


なつみは突っ立ったまま。
床にはベッドもないし、
布団もない。


佐久真はなつみを見下ろす。
背が高く、隣に居るだけで威圧感を感じる。



怖さと、
下腹の疼き。


なつみは無意識にハァ………と桃色の息を吐いた。

心臓がどくどく跳ねてる。


ジワッと下着に広がる滴り。



____『ああっ!!』

隣から突然咲子の叫びが聞こえて、
ハッとする。

『ああ!!あん!!
ああ~っ、あん、気持ちい…………っ!』
ガサゴソと衣擦れの音とともに、
艶めかしい喘ぎがした。



姉御肌の咲子のとは違う、
〔女の声〕だ…………………



甘く、でも悲鳴に似ている。

ぴちゃぴちゃと水滴のような音もする。




なつみは耳に届くその声と音に、
腰が抜けそうになる。



佐久真は微動だにしない。


なつみはハァ……、ハァ……、と熱い息を繰り返した。



『ああん!!
あん、ソコすごぉいっ!』

ぴちゃぴちゃ……………
ぬちゃぬちゃ……………

『ああ、もうダメぇ、
ああん!!』



咲子の悶絶。



なつみは下着がびしょ濡れになった。


モゾモゾと内股になるが、
佐久真は一行に何もしない。

ただ立てっている。


なつみはチラリと佐久真を見上げた。

目は何も見ていないかのようだ。



え…………………
わたしもしたい!



なつみの疼きが加速する。





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