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仕置きの館
第3章 共同訓練
なつみはあまりの息苦しさに『うーーー!!
んーーー!!』と三井の脚を手で押す。


しかし、
頑強な力で抱えこまれていた。
微動だにしない三井。



『ちゃんと奉仕しろ!!!』
罵声が飛ぶ。

なつみは目に涙を滲ませ、
必死に舌を動かした。



『……………そうだ。
そう……………』
三井は穏やかな声に戻る。



『んー、んー』
無我夢中で舌を動かすなつみ。
息が…………出来ない……………


『よし…………。
まぁいいだろう。
死なれちゃ困る』
三井はパッとなつみから腰を引いた。



『がほっ、ゴホッ……………
オエッ』噎せるなつみ。
床に手を着いた。




三井は『今度から気をつけるように。
では、佐久真教官と交代する』
と言うとレバーを外して出てゆく。




なつみは混乱と苦しさから、
床に突っ伏した。


ゴホッがほっ。


忘れてた。
あの男たちは、
悪魔なんだ……………!





快楽が身に沁みて、
頭が真っ白になった。
気持ち良さに忘れるところだった………………


三井の笑みの奥にある、
冷酷な瞳。




なつみはゾッとした。



穏やかな言葉と笑顔に、
救われたような錯覚だった。




悪魔………………………!

わたしは、奴隷なのね。





突っ伏し、
そう思った。



____佐久真が入ってきた。

白装束をいつの間にやら身につけ、
なつみを見下ろす。

『三井はどうだ?
違う根を体験することもまた更生になる。
服を着なさい』



そう言われて、
ここでやっと服を着て良いんだと気付いた。





もう、死にたい………………………

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