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仕置きの館
第4章 願い、そして……
佐久真の後を着いてゆく。


他の部屋の女たちも、
看守を先頭に5人が縦に並び無言で歩く。



白い壁、白い廊下。

窓ガラスはある。
が、
何重にも重ねてあった。

外が見えない。






____朝なのに。



夜も昼も無いみたいだ。


あるのは、
地獄のような闇だけ。




廊下を進み、
階段を下りる。


その時だった。


『……………ぎゃあああああ~~~』

蟻のように一列を為していた女たち。


なつみの背後から、
誰がの叫び声が聞こえた。


顔を上げる。
皆、ピタリと歩を止めた。



『ぎゃああああ!!
いやっ、もうイヤ、死んでやる!!』
そう叫ぶ声。

なつみの位置からは姿が見えないが、
女が錯乱したようだ。



すると________

ドドド!
音がした。
一瞬で目が醒める。

叫んだ女なのか?

茶髪のショートヘアの女がなつみの足元に転がり落ちてきた。






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