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砂の人形
第2章 パレードの夜
「やめて、なんでそんなところ」
「力を抜いていてください。余計痛みます」
「やだ、汚い……」
「今度、きれいにするやり方も教えます」
指を浅く入れて広げると、姫様は短い悲鳴を上げ、体はひどくひきつった。ここに触れるのは間違いなく僕が初めてなんだろう。そう思うと、姫様の太ももに擦り付けるだけでは堪らない。
「ひと月も経ったら、ここで僕のものを受け入れていただきます」
「やだ、そんなの、嫌」
「よくなるようにしますから。しばらくはご辛抱ください」
そのまま、喜ぶ場所を探して愛撫を続けた。敷布が透けるほど愛液をこぼしているくせに、よがり声一つ上げないから。僕はすかりムキになって、それだけの行為に没頭していた。
「時間です」
双子の声でようやく我に返って、僕は姫様に差し入れていた指を抜いた。姫様は深く息を吐き、体を丸めて縮こまってしまった。
「姫様のお体を清めて差し上げろ」
言われなくても、そのつもりだ。僕は寝台を降りて、洗面台に向かった。手を洗い、清潔なタオルを冷たい水に浸す。双子は姫様に何か声を掛けて、すぐに部屋から出て行った。
「力を抜いていてください。余計痛みます」
「やだ、汚い……」
「今度、きれいにするやり方も教えます」
指を浅く入れて広げると、姫様は短い悲鳴を上げ、体はひどくひきつった。ここに触れるのは間違いなく僕が初めてなんだろう。そう思うと、姫様の太ももに擦り付けるだけでは堪らない。
「ひと月も経ったら、ここで僕のものを受け入れていただきます」
「やだ、そんなの、嫌」
「よくなるようにしますから。しばらくはご辛抱ください」
そのまま、喜ぶ場所を探して愛撫を続けた。敷布が透けるほど愛液をこぼしているくせに、よがり声一つ上げないから。僕はすかりムキになって、それだけの行為に没頭していた。
「時間です」
双子の声でようやく我に返って、僕は姫様に差し入れていた指を抜いた。姫様は深く息を吐き、体を丸めて縮こまってしまった。
「姫様のお体を清めて差し上げろ」
言われなくても、そのつもりだ。僕は寝台を降りて、洗面台に向かった。手を洗い、清潔なタオルを冷たい水に浸す。双子は姫様に何か声を掛けて、すぐに部屋から出て行った。