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秘密の治療室
第5章 第5病棟での非日常
「あとね、泉さん」
「は、はい…」
「僕のことは、健太郎か健と呼んでね」
「あ…」

そういえばこないだの回診のときに、そう言われた気がする。
でも患者にとって先生は先生。
下の名前で、なんてなかなか難しい…。

「呼びにくくても、呼んでね。セックスは名前同士じゃないと感じないでしょ?」
「そうですよね…って、え???」

ボッ!!とまた一瞬で顔が熱くなる。
セ…セックス、名前同士?!!

「せんせ…あ、健太郎さん、それってま、まさか…」
「うん、膣内は深いから指だけじゃ無理なんだよ」
「健太郎さんの、、、それを?」
「…あははっ!面白いね泉さん、その通りだよ」

無意識に…いや、見たいと思ったから見てしまったんだと思う。
先生のアソコが、もっこり膨らんでいるところを……。

「別に、先生なら先生でもいいよ。そういうプレイみたいで楽しいかもね」
「うぅ……」
「泉さん」
「な、なんですか…?」
「絶対、と言ってもいい。あなたの病気は治すよ。じゃあおやすみなさい」

あ…の一言しか声が出せず、その間に手を振って先生は行ってしまった。

というか、下半身丸出しで20分近くお喋りしてしまったんですがそれは…。
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