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秘密の治療室
第6章 第6診察室での準備
「あーお腹いっぱい!もう入らない…」
基本的なところは全部平らげ、盛られてたフルーツとデザートも全種類は制覇した。

紅茶をチビチビ飲みながら、誰もいないことを確認して付けたテレビに目を向ける。

「あれっ、番組が変わってる…」

昨日までアンアン言っていたチャンネルからは
朝のさわやかなトーク番組が流れていた。

昨日の恥ずかしさは何だったのか…もしかして夢だった?
仮にも入院患者なのに、普通の生活を送るよりも頭がフル回転していた。

コンコン、ガラッ
「泉さん、今良いかな?」

わ…渡辺先生…!
昨日が夢なのか現実なのかいまいち掴めないまま
恥ずかしさの原因の人がやってきてしまった…
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