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生徒と俺。
第6章 超えた一線
背中に朝倉を感じながら、仕事をした。
雑誌をめくる音が聞こえる。
「先生、バイク乗るの?」
「あぁ、趣味だからな。」
仕事をしながら答える。
「じゃあ、先生のバイクの後ろ、乗ってみたいな。」
「卒業したらな」
そう言って振り返ろうとしたとき、朝倉が後ろから抱き着いてきた。
「バイクに乗ったら、こんな感じかな」
心臓が飛び出そうだ。
「ば、ばか。バイクは腰に手を回すんだよ!」
そう言って振り返ると言葉を失った。
朝倉は俺のジャージを着ていなかった。