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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第30章 修学旅行~脱衣所~ 【胡桃編】
 全裸になった胡桃は大急ぎで小さな手ぬぐいを取り出して広げ、身体の前面に当てる。

 その白い手ぬぐいは、乳首や股間を辛うじて隠せる程度の、面積が狭いものだった。

 もちろん、胡桃が好き好んで、この手ぬぐいを選んだわけではない。

 その手ぬぐいは、旅館側から宿泊者全員に支給されているものであり、「規定の手ぬぐい以外のタオルやバスタオルなどを露天風呂に持ち込めない」という厳しいルールがあったのだ。

 このことも、碧里と美緒がこの日の入浴を断念した大きな理由の一つだった。

 こういうルールまで全て知りつつ、それでも「お風呂に入りたい」という考えを曲げることはなかった胡桃。

 こうして小さな手ぬぐい1枚しか身体を隠していない状態になった今でも、その考えは全く変わっていなかった。



 準備が出来た胡桃は、緊張のためにややかすれた声で矢上に声をかける。

 既に準備ができていた様子の矢上は、胡桃をなるべく見ないように気を遣っている様子で、「じゃあ、行くか」と言うと、先陣を切って露天風呂へ繋がる戸を開けた。




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