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第10章 身体計測～性器検査～　【碧里編】

　水沢だけが一向に動じず、まるで花蜜を指で拭き取るように、花裂を指でなぞり続けながら言った。

「なるほど。それじゃ、まだ男を知らないわけで、性病にかかっている危険性も低くなるな。大いにけっこう。では続いて、小陰唇を診ていこう」

　そう言うと、水沢はビラビラ部分を指で軽くつまんだ。

　昂ぶる興奮により、普段より赤みが増し、ぷっくり膨らんでいるビラビラを。

　恥ずかしさで声も出ない碧里に向かって、水沢が言葉を続ける。

「性的興奮から、若干膨らみを増している状態みたいだけど、サイズは標準とみていいだろう。男子たちもよく観察しておくように。黒ずみが少なく、綺麗なピンク色のビラビラはなかなか貴重だからな」

　この一言により、男子たちはよりいっそう、視線を碧里の恥部に集中させた。

　水沢の指示により、塚田もカメラをグッと近づけ、至近距離からその部分を撮影してゆく。

　触れているのは水沢の指だけのはずなのに、碧里は男子やカメラが発する視線を物理的にも感じるような気すらしていた。

「もうやめて！　見ないで！　撮らないで！」と心の中で叫ぶ碧里。

　だが、本人の意思に反して身体は興奮しており、水沢の愛撫によって、碧里は甘いあえぎ声や腰を素早く浮かす反応を見せていた。

　水沢は花蜜まみれになった指を時折、自らの口へ持ってゆき、舌で舐めとってゆく。