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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第1章 ■男子だらけの高校へ■ 【碧里編】
 それに、男子たちがいつでも、碧里に対してはことさら親切に接してくれたり、気にかけてくれたりと、かなりチヤホヤしてくれたため、すっかりお姫様にでもなった気分の碧里にとっては、不便なことや不快なことなども大して気にならなくなっていたようだ。

 多くの男子と連絡先を交換したり、気楽に話したりすることができ、碧里はつくづく「この高校に入学できてよかった」と思っていた。



 中には、告白してくるクラスメイトや同学年の男子たちも少なくなかったが、ここまで全て断ってきた碧里。

 単純に「好みのタイプではなかった」という理由だけではなく、告白してきた男子の大半が「この学校で数少ない女子をどうにか自分のものにし、優越感に浸りたい」とか「身近な女子が一人だけだから」とかそんな意図だということが見え見えだったという理由もあった。

 もっとも、碧里の方も、恋に落ちるようなことは一度もなく、親しい異性の友人たちに対しても友情以上の感情を感じたことがなかったのだが。

 碧里は、「いつか恋する日も来るんじゃないかな」と楽観視しており、焦りなどはなかった。




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