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羞恥の高校性活~女子はクラスで私だけ~
第1章 ■男子だらけの高校へ■ 【碧里編】
 そんなわけで、入学式の時点ですでに、碧里たち3名の女子は、学校中の生徒たちの視線を頻繁に集めることとなった。

 中学まではあまり目立たない存在だっただけに、碧里にとっては新鮮な感覚だったといえる。



 そしてまた、たった3名しかいない女子同士が仲良くなるのにも、さして時間はかからなかった。

 他の二人は、瀬戸川胡桃(せとがわ・くるみ)と上岡美緒(かみおか・みお)という名前で、容姿も性格も良い子だ。

 というわけで、碧里はすぐに二人と、下の名前で呼び合う親しい仲になった。



 唯一の懸念材料だった、「女子用の設備設置が遅れている」という問題も、想像していたほど深刻ではなかったため、ホッと胸をなでおろした碧里。

 もっとも、お手洗いのためだけに、女子用のある校舎までいちいち移動するはめになったり、男子と一緒の部屋で着替えなくてはならなかったり、そうしたことは不便で不快だといえたが。

 ただ、「そのために、こんなに安い学費で通えているんだ」と思えば、我慢するしかなかった。




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